韓国サッカー代表 混乱するチーム事情を漏らしたら罰則を設けなければいけないほどの危機的状況に W杯出場はできるのか

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サッカーの韓国代表に激震が収まらない。

韓国サッカー協会は更迭論がくすぶる
ウリ・シュティーリケ監督(62)を
留任させたが、その代わりとして
実績のあるお目付役を“入閣”させて
危機的状況の打開を図った。

ところが、てこ入れ直後に
戦力分析官として昨年10月に
代表スタッフとして加わったばかりの
韓国元代表のチャ・ドゥリ氏(36)が
突如辞任。

“挙国体制”に
歪みが生じる事態となった。

こうしたチーム事情を外部に
漏らした選手への罰則も
設けられるという混乱ぶりだ。


朝鮮日報など韓国メディアによると、
韓国協会の技術委員会は4月3日、
シュティーリケ監督の留任を決定。

2018年6月14日に開幕する
ワールドカップ(W杯)ロシア大会の
アジア最終予選が残り3試合しかなく、

後継監督に委ねるには戦術の
浸透などで時間が足りないなどの理由で
更迭を見送ったとされる。

一部メディアには、後任監督の候補が
いなかったという説もささやかれていた。


W杯9大会連続出場は、
シュティーリケ監督に
任かさざるを得ない状況だった。

そこで技術委は4月18日、
ヘッドコーチに59歳のベテラン、
チョン・ヘソン氏を選任。

W杯でアジア勢として最高の
4位となった02年日韓W杯で、
フース・ヒディンク監督の下で
コーチを務めたほか、

10年南アフリカW杯では許丁茂監督を
補佐してベスト16進出に
尽力した経験を持つ実力者だ。


ヘッドコーチとしての入閣は、
シュティーリケ監督の
同意も得ていたと朝鮮日報は報じた。

一説では頑固一徹という代表監督だけに、
渋々という印象はぬぐえない。

新任のヘッドコーチを交えた
コーチングスタッフ会議が
4月18日に行われた。


ただ、この時点でチャ・ドゥリ氏は
ドイツで指導者資格の
教育課程を受けていた。

チャ・ドゥリ氏は3月28日の
W杯アジア最終予選、シリア戦後に
協会に辞意を表明したという。

シュティーリケ監督と技術委委員長らが
留任を説得し続けたが、本人の意志が
固く辞任を受け入れざるを
得なかったと韓国メディアは伝える。


本人は未熟な部分が多く、
与えられた役割をしっかり
果たすことができなかったと
辞任の理由を語っているが、

代表チームの成績不振に伴う
シュティーリケ監督の更迭論が
影響したのは間違いないだろう。



各組上位2チームが本戦出場権を
獲得できるロシアW杯アジア最終予選で、
韓国代表は7試合を終えて、
4勝1分け2敗の勝ち点13で、
A組で首位イランに同4点差の
2位につける。

ただ3位ウズベキスタンに
同1点差と大混戦だ。


東亜日報がシュティーリケ監督の
戦術を解説していた。

基本的に、ボールを保持しながら
細かいパス回しで攻撃を組み立てる
スタイルという。

ただ、その戦術に適合した最前線の
アタッカーがいないのが難点だという。

さらに監督の求めるスタイルとは違い、
実際にはサイド攻撃に偏っているそうだ。

代表チームでサイドの守備を担う選手が
所属チームに戻るとレギュラーではなく、
実戦勘が磨けない
難点を抱えていると指摘する。



朝鮮日報は4月15日付で
韓国代表DFら10選手がプレーする
中国リーグでは、
ほとんど試合に出られない状況を紹介。

韓国代表DF張賢秀(25)ら3人は
この時点で1分もピッチに立てていない
と危機感を抱いていた。

そして
「こうした現象は韓国代表の戦力に
悪影響を与えると思われる」と論評した。


実際、アジア最終予選で韓国代表は
9得点に対し、7失点。
首位イランが失点0なのに対し、
7失点はA組6チームの中で
カタールの8に次ぎ、中国と並ぶ多さ。

得点でもイラン戦で有効なシュートを
1本も打てずに0-1で敗れ、
根強いシュティーリケ監督更迭論に
結び付いている。


成績の不振はチーム内の不協和音を誘う。

韓国代表も例に漏れない。

シュティーリケ監督は
チームの雰囲気作りを最優先課題に挙げ、
チーム内部の事情を外部へ漏らした
選手には罰則を設けることを明かした。

韓国メディアは、これに関して
数人の代表選手がチーム内の問題点を
メディアに漏らしたことを意識した
発言とみられるとした。


こんな状況で大混戦の中の
激戦を戦い抜けるのか。

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